松崎史也の、たくさん更新したり、全然更新しなかったりするブログです。
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ありがとう2008
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2008年が終わりますね。
去年の今頃、思い描いていた1年とは、大きく違ってしまいましたが、
そういうものですよね。
いや、そういうものなんだなあ、と思いました。
失った物も、得た物も多い1年でした。

2月には、AFRO13「ライカンスロープ」で、
福岡、大阪、東京を回りました。
2年半ぶりのAFRO13。
ホームであり、僕にとって、とてもとても、大切な場所です。 

3月には、エレキ隊でCDを出し、
5月には、ワンマンライブをやりました。
PVやジャケットにも力を入れ、エレキ隊で、
今年は勝負をかけていくつもりでした。
しかし、諸々の歯車が、思うようにはかみ合わず、
僕は、エレキ隊を辞めることに決めました。

8月には、空想組曲「僕らの声の届かない場所」
9月には、DMF「ラーバルメモリ」に出演させてもらいました。
空想組曲では、
役者である、ということに、真剣に向きあうことができる、
素敵な仲間達と出会うことが出来て、
本当に幸せでした。
DMF。客演で主役を務めさせてもらう、というのは、
プレッシャーも大きかったですが、
役者として、とても光栄なことですし、
こちらでも、財産となるたくさんの出会いがありました。

11月に、5年続けた、エレキ隊の脱退ライブがありました。
忘れられない一夜になりました。
この日のことは、どれだけ感謝してもしきれません。
僕は、なんて幸せものなんだろう、と。
ありがとうございました。

他にも、ライブや、ラジオや、司会や、
たくさん仕事を頂き、それはとても幸せなことでした。

そして、今年は、大きな病気になりました。
こいつのせいで、今年の思い出を一気に忘れそうになったけど(笑)、
こいつのおかげで、学んだこともたくさんあります。
生きるということ、死ぬということ、
人の優しさ。
自分のしたいこと。できること、できないこと。
ここ数年、ずっと何かに焦っていたのだけど、
強制的にもらった休暇は、
僕にとって必要な時間だったように思います。
こいつとは来年もつきあっていくことになりますが、
友人が
「試練は、それを乗り越えられる者のところに訪れる」
って言葉をくれたんで、
まあ、乗り越えていったります。

結果的に、本当に多くの人の、
たくさんのたくさんの、優しさに支えられているんだと
感じた一年でした。

2008年、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

さあ、年越しどん兵衛食べよ。

フミヤ
23:08 日々のこと comments(2) trackbacks(0)
N原さん
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今日はこれから、とある物を買いに問屋街へ。

と思ったら、

元エレキ隊のメンバーで、
AFRO13では先輩の俳優の、
中原シンジゲが、アポなしで自宅に来てくれた。

来てくれた、というより、
さあ出かけよう、って時に電話があり
「今お前んちの前」と。

秋田からわざわざ来てくれてるのに無下に帰す訳にもいかないので、
買い物に付き合ってくれる、DMFの今日平ちゃんに遅れますと謝って、
しばし家で談話。

シャレっ気のあるニット帽をくれて、
さすがファッションリーダー。
しかし、心配して来てくれたのかと思ったが、
話題はほとんど、息子「元気君」の自慢。
可愛い写メールを見せてくれました。
さすが1児のパパ。

ありがとうシンジゲ。

フミヤ
13:21 日々のこと comments(3) trackbacks(0)
年末らしく
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今日は、暖かかったし、体調もよかったので、
大そうじをした。

今年はちょっと、色んな事がありすぎたので、
運気を変える為にも、
とにかく不要な物をひたすら捨てて、家の中を整理。
いつか使うだろう、って衣装や小道具、
昔気に入ってた衣類、
雑誌、本、etc.・・・。

ゴミ袋、20袋くらい出ました。

昔は、見た芝居のパンフレットやチラシを取っておくようにしてたのだけど、
小劇場から大劇場、能だの歌舞伎だの、
1000近く出てきた。
これらの資料も、既に自分の血肉になってると信じ、処分。
懐かしいのがいっぱいあったなあ。

昔書いた演技ノートなんかも出てきて、
今見ると逆に身につまされることや、ためになることも書いてあった。
これはさすがにとっておこう。

よい年越しを迎えられそうだ。

フミヤ
23:31 日々のこと comments(1) trackbacks(0)
デスオブ
AFRO13「Death of a Samurai」を見て来た。

あふ、と入れれば、AFRO13、
です、と入れれば、Death of a Samurai
と自動変換される我が携帯。

思い入れのありすぎるこの作品。
4年前、イギリスはエジンバラ演劇祭での初演も、
3年前、新宿タイニイアリスでの再演も、
自分の役者人生において、大きな転勤となった作品。

色んな想いを持って今日は見ていましたが、
あの恐ろしく大変な芝居を、アフロ初参加の方が多い中、
この短期間で作り上げた役者、スタッフの皆さんに、
心から拍手を送りたいです。

フミヤ
22:43 日々のこと comments(2) trackbacks(0)
私は貝になりたい
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出家しました。

2009年は、オーラではなく「悟り」で芝居していこうと思っていますよ。

しかし、寒いのね坊主。
ハンパなく寒いのね。
20年ぶりの坊主ですよ。

私は貝になりたい。

フミヤ
23:48 日々のこと comments(4) trackbacks(0)
ぎゃー!!
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始まりました。
長澤まさみ化。

昨日、風呂で洗髪してたら、ごっそり。
ぎゃー。
覚悟はしてたものの、いざ始まるとビビるわ。
思ったより早く来たなあ。

入院前に短くはしてたんだけど、
いっちょ、出家してきます。

フミヤ
12:05 日々のこと comments(3) trackbacks(0)
退院しました
おかげさまで、無事に退院いたしました。

本当は今日の予定だったんだけど、
体調がちょっとよかったから、昨日の夕方に。

帰り、漫画と本と、クリスマスのお菓子やらで、荷物が凄いことになってて、
看護婦さんに台車借りて、親友Y君に手伝ってもらって帰りました。

引越し作業が弱ったカラダにこたえたのか、昨日はすぐにバタンキュー。バタンキューって古いか。
起きたら、Y君がクリスマスツリーやら、お見舞いで貰った靴に入ったお菓子やらを飾って帰ってくれてて、
駆け込みで、メリークリスマス。

治療は今後も続きますが、ひとまず退院いたしました。
たくさんの応援コメント、メール、お見舞い、ありがとうございました。
本当に、本当に救われました。

早く元気になることが、この恩を返すことだと思っています。
また近々、元気な姿を見せられるよう、自宅でもしっかり療養します。

フミヤ
17:51 日々のこと comments(7) trackbacks(0)
病名、告知。
そして、この日がやってきました。
10月下旬。CT&穿刺から1週間後。

診察室の扉を開くと、先生はいつもの調子で
「松崎さん、結果が出ました。」
「病気・・・、何でした?」
鬼が出るか蛇が出るか。
答えが来るのがホントに怖い質問だった。
「病名はねえ、悪性リンパ腫。」
アクセイ?悪性・・・!?悪性の、腫瘍、それいった・・・

「簡単に言うとね、がんです。」
混乱する間もなく言い放たれた言葉。

え、ええ〜!?
溜めナシで言う?それ?
ちょっと!別室で言うとか
申し上げにくいんですが、とか
神妙な顔するとか、ねぇーの!?

え?がん?
がんなの?
がんじゃないって言ってなかった? 
え?死ぬの?死ぬんですか?

「悪性リンパ腫ってのはね、血液にできる病気でね、
だからこの腫瘍は肺にできてるんじゃなくて、
肺のところにあるリンパ節に、腫瘍ができて、
それが気管を圧迫して、咳が出てたわけ。」

は、はあ。

「がん、と言っても、悪性リンパ腫は大変治りやすい病気ですから。
心配いりません。10年後生存率は、8割と言われてます。」

高い数字、という意味で言ってくれてることは分かる。
分かるんだけど、
2割!2割は!?

「ウチの病院は、悪性リンパ腫の患者さんたくさん診てますし、
大丈夫ですよ。」
「あの、治療はどうやってやってくんすかね?やっぱ入院ですか?」
「そりゃあ入院だよ。がんだよ?」
「サクっと言いますねー。」
「いや隠してもしょうがないしね。」
この先生は終始こういう調子だった。清清しい。実際、いい先生だったと思う。

「で、入院どんくらいになるんすか?」
「2ヶ月、3ヶ月・・・半年くらいになるかもしんないし」
もっと長い方もたくさんいらっしゃる中、正直に言いますと
そんなに長いのか・・・、と暗い気持ちになりました。

「とりあえず、ホジキンか非ホジキンかにもよるんだよね。
多分ホジキンだと思うんだけど、まだ詳しく病理解剖しないと分からないんだ。」
以前この闘病記でも紹介した、ホジキンと非ホジキン。
この時点では、何にも分かってなかった。何せ初耳だ。

「それで、治療は・・・?」
「んー、放射線治療か、抗がん剤か・・・。手術は多分ないと思う。」
放射線!抗がん剤!
いよいよ、自分ががんなのだと、認識せざるを得ないコトバ達。

「『世界の中心で愛を叫ぶ』知ってる?」
「はあ」
「あれの長澤まさみみたいになるよ。治療してくと。」

し、死んでるー!!あれの長澤まさみは、死んでるー!!

「あ、毛が抜けたりって意味ね。」
その例え必要ねーから!ってか、明るく言う話題じゃねーから!

「とりあえず、入院のこととか、ご両親にも相談しないとね。
あと、担当の部署が変わるから、そっち行ってください。
ここは呼吸器科でしょ。悪性リンパ腫は、血液の病気だから、
ケッコウ内科で診てもらってくださいね。
そっちで治療法とか入院のこととか、決まっていくと思います。」

ケッコウ内科、というのは、血液、膠原病内科の略で、血膠内科。
これまで肺だと思ってたから呼吸器科に行ってたのが、移動になった。

先生のトーンが、全く暗くなかったので、
僕は実際、この文章のようなトーンで、気持ちが動いていたんだけど、
じわじわと、ずしりずしりと、
告知されたコトバが、現実味を帯びてくる。

僕の病気は、「がん」でした。
09:00 闘病記 comments(2) trackbacks(0)
CTと穿刺
そして2週間後、再び診察&検査の日がやってきた。

この日行ったのは、CTと、腫瘍の細胞を採取するための、穿刺。
おおお、装置が大掛かりになってきた・・・。


肺のCT。断面図。
中央にある鶏肉みたいなデッカイのが、
大体腫瘍。

麻酔を注射し、
CTがハッキリ写るようにするため、
造影剤を点滴し
(僕はこれが苦手で吐き気が強く出る。普通あんまり出ないらしいんだけど・・・。) 
CTと手術台が合わさったような台に乗る。

先生と助手の人数、青いエプロンに手袋。
ああ、手術みたいなことするんだな、とようやく気付く。ビビる。

先生が、モニターに写るCTの画像を見ながら、
腫瘍の位置に太い針を刺し込む。
麻酔が効いてるから痛くはないけど、
見えてるし、なんかグリグリされてる。
つーか、針が想像より太い。

しかし、そこはさすが大学病院。
手際よい連携プレーで、あっという間に終了。
みんなテキパキしていて、
カッコよかったし、頼もしかった。

この摘出した細胞をなんとかセンターに送り、
何の腫瘍か調べるらしい。


1週間後に結果が出る。
どうか悪い病気じゃありませんように。
09:00 闘病記 comments(2) trackbacks(0)
抗がん剤を打つ前に、朗報。


今日の午後から、また抗がん剤を打つわけだけど、
今回の副作用の期間(吐き気・熱などの)が終わったら、
退院できるそうです。

それ以降は、2週間おきに、通院での抗がん剤投与になります。

年内には退院できそうでよかった!
ということで、入院生活も残りわずか。 
最後の一山を越えてきたいと思います。

フミヤ
10:01 日々のこと comments(5) trackbacks(0)
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